sustainable development scale (持続可能な開発基準)

9月25日から27日まで、ニューヨークの国連本部で UN Sustainable Development Summit 2015 (持続可能開発サミット2015)が開催されました。 この会議では、17の分野における世界規模でのサステイナブルな開発についての達成目標について協議が行われました。

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現在、国連に限らず世界ではサステイナブルな開発基準についての多くの活動があります。 宮古島プロジェクトでも、以前より研究クラスターの中に 「離島における持続可能な開発基準についてのリサーチ」 を行っており、観光開発を環境および地域の生態系の健全で持続可能な状態を保証できる範囲でどのように実現するかの検討を続けています。

離島における観光開発と持続可能な開発基準については、多くの場合開発業者と地元住民の間で解決しなければならない問題が存在します。 そのため、観光開発にあたり住民側は保全すべき環境権や景観権、地域における信仰や文化活動の継続を阻害されないための権利を保障させるための交渉や、開発業者の合意や保証内容をどのように担保させるかについての交渉など高度な交渉力を持つことが求められます。

日本に限らず、観光開発の持続可能な開発計画に関する地域住民との交渉は長期にわたる多くの交渉プロセスが必要とされますが、日本においては以下に紹介する景観法が交渉過程における実効性を高める拠り所となりますので、参考にして下さい。

景観法(平成十六年六月十八日法律第百十号)

   第一章 総則

(目的)
第一条  この法律は、我が国の都市、農山漁村等における良好な景観の形成を促進するため、景観計画の策定その他の施策を総合的に講ずることにより、美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境の創造及び個性的で活力ある地域社会の実現を図り、もって国民生活の向上並びに国民経済及び地域社会の健全な発展に寄与することを目的とする。
(基本理念)
第二条  良好な景観は、美しく風格のある国土の形成と潤いのある豊かな生活環境の創造に不可欠なものであることにかんがみ、国民共通の資産として、現在及び将来の国民がその恵沢を享受できるよう、その整備及び保全が図られなければならない。
2  良好な景観は、地域の自然、歴史、文化等と人々の生活、経済活動等との調和により形成されるものであることにかんがみ、適正な制限の下にこれらが調和した土地利用がなされること等を通じて、その整備及び保全が図られなければならない。
3  良好な景観は、地域の固有の特性と密接に関連するものであることにかんがみ、地域住民の意向を踏まえ、それぞれの地域の個性及び特色の伸長に資するよう、その多様な形成が図られなければならない。
4  良好な景観は、観光その他の地域間の交流の促進に大きな役割を担うものであることにかんがみ、地域の活性化に資するよう、地方公共団体、事業者及び住民により、その形成に向けて一体的な取組がなされなければならない。
5  良好な景観の形成は、現にある良好な景観を保全することのみならず、新たに良好な景観を創出することを含むものであることを旨として、行われなければならない。

以下はこちらでお読みください。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H16/H16HO110.html

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Author:宮古島プロジェクト

宮古島をはじめ離島で暮らす人々の将来のために島を活性化し、島民が心豊かに暮らすことの出来る場所にするための活動モデルをプラットフォーム上で構築するのが、ゆうやなうれ宮古島プロジェクトです。

このブログでは、主に離島の抱える問題に関する世界の参考データや資料を紹介しています。

ゆうやなうれ宮古島プロジェクトはいずれの団体、組織、特定の政治や思想グループにも属さず、影響を受けることの無い完全独立系の活動組織です。

(宮古島プロジェクト 運営管理部)

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